アテローム性動脈硬化で血圧が高めの人にノルバスク

アテローム性動脈硬化は、血管内を流れている白血球と血管内皮細胞の相互作用によって起こると考えられています。具体的には、白血球の一つである単球が刺激により血管内皮細胞に付着して炎症が引き起こされます。単球はマクロファージとなり、コレステロールを含むたんぱく質を取り込み、内皮細胞に脂質を蓄積させこれにより、アテロームが形成されると考えられています。アテローム性動脈硬化になると、血圧が高めになることが知られています。また、狭心症などの冠動脈性心臓疾患が起こります。
ノルバスクは、血圧が高めの人の治療薬として非常によく知られているお薬です。心臓や体の血管を広げて、血流を改善するお薬で、安全性が高いため、高血圧の治療薬の第一選択薬として使用されています。
ノルバスクは、カルシウム拮抗薬という種類に分類されていて、血圧が高めの人だけでなく、狭心症の治療にも用いられています。頭痛や動悸などの副作用が起こりにくいのですが、服用から効果の発現までゆっくりとしているため、すぐに血圧を下げたい人には不向きですが、半減期が35時間と長いため、一日1錠で効果があるメリットがあります。
ノルバスクの主成分はアムロジピンといって、カルシウムチャネル拮抗薬に分類されています。カルシウムが血管壁の細胞に侵入すると、血管が収縮し、血圧が高くなってしまいます。このカルシウムが細胞内に入ることを防ぐのが、カルシウムチャネル拮抗薬です。また、アムロジピンは抗酸化剤として作用し、血管壁でのLDL(低密度リポたんぱく質)の再取り込みを抑制することにより抗アテローム性動脈硬化作用を発揮したとの報告があります。他のカルシウム拮抗薬と異なり、抗動脈硬化作用もある可能性があります。

ページの先頭へ戻る